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【2025年最新】ホームページ制作の費用相場はいくら?損しないポイントを完全解説!
2025/08/19
2025/08/19
  • ホームページ制作の相場を調べたけれど、記事によってバラバラでよくわからない

  • 自社のホームページはいくらぐらいかけるのが妥当なのか判断できない

  • ホームページ制作の費用相場が幅広い理由が知りたい

ホームページ制作の費用は制作会社によって大きく異なります。なぜなら、制作工程や制作時間、付加価値や得意領域など、費用に関わる要素が制作会社によって違うからです。

その結果、相場を調べても10万円〜300万円と幅広く、初めてホームページを依頼する人にとっては適切な費用感が掴みにくくなっています。

この記事では、一般的なホームページ制作の費用相場と見積の考え方について、Web業界歴9年目のWebディレクターが完全解説。依頼時に損しないポイントもご紹介します。

この記事を読むとホームページの相場がわかるだけでなく、いくらかけてホームページを作ればいいのか判断できるようになります。

この記事の結論
・ホームページ制作会社によって制作費用が大幅に異なるのは
 (1)制作するホームページのスペック
 (2)制作を委託する人・会社
 (3)制作するホームページの質
 (4)制作工程
 の前提条件が違うから。
・制作条件を絞ることで費用相場を算出することができる。
この記事を書いた人
伊藤友美
・コミュニケーションデザイナー|クラップクリエイト代表
・日本デザイナー芸術学院非常勤講師(現在は育児休職中)

受賞歴
・2012年 名古屋芸術大学×シヤチハタ株式会社産学連携事業 最優秀賞受賞(2016年に商品化)
・2012年 第3回ポスターグランプリ優秀賞受賞 (大学生・専門学校生の部)
・2014年 第5回ポスターグランプリ入選

1992年愛知県生まれ。名古屋芸術大学デザイン学部デザイン学科を卒業後、プリ・テック株式会社に入社。同社に2年間グラフィックデザイナー、4年間Webディレクター・プランナーとして従事。その後パウダーフーズフォレスト株式会社インハウスデザイナーを経て、2020年10月「Clap create(クラップクリエイト)」として独立開業。

ホームページ制作の費用相場を左右する4つの要素

一般的なホームページ(企業サイト等)の制作費用は、主に以下4つの要素を掛け合わせて算出されています。

  • (1)制作するホームページのスペック

  • (2)制作を委託する人・会社

  • (3)制作するホームページの質

  • (4)制作工程

要素01:制作するホームページのスペック

制作するホームページのスペックとは、ページ数やお問い合わせフォーム等の機能がどの程度あるかということです。規模や機能が大掛かりであればあるほど制作費用が高くなります。

  • 3ページの簡素なホームページ

  • 10ページのお問い合わせフォーム付きホームページ

上記2択の場合、規模も機能も多い後者の費用の方が高くなります。

一般的なコーポレートサイトの規模の目安

規模=ページ数と考えた場合の目安です。規模が大きくなればなるほど費用が高くなります。

1ページシングルページ
2〜5ページ小規模サイト
6〜20ページ中規模サイト
21〜50ページ大規模サイト
50ページ以上大型サイト

一般的なコーポレートサイトの機能の例

機能(システム)とは、具体的には以下のようなものが挙げられます。

お問い合わせフォームホームページからお問い合わせが入れられるフォームを設置
新着情報更新システム新着情報部分を管理画面から更新できる機能
ブログ更新システムブログを管理画面から更新できる機能
主要ページの更新システム事業内容など決められたページが管理画面から更新できる機能
会員制コンテンツ会員登録した人だけが見られるページを設置
EC機能(ネットショップ)買い物カート、決済システムを設置
基幹システム連携(商品情報取得・商品在庫取得など)貴社内の基幹システムと連携し、情報を共有する機能
資料ダウンロードシステムフォームに個人情報を入力したユーザーだけが資料をダウンロードできる機能

このように、ただ閲覧するだけのホームページではなく、何らかの機能が必要な場合は費用が高くなる傾向にあります。

どの程度の規模感、機能を想定しているかで前提条件が異なるので、ホームページの制作費用の相場に開きが出てしまうのです。

要素02:ホームページ制作を委託する人・会社

ホームページの制作をどの会社に委託するか、という点でも費用に差が生まれます。
というのも、ホームページ制作費用の大半を占めるのは「人件費」。委託先が個人事業主(フリーランス)の場合は、キャリアがあり優秀な人材であればあるほど市場の需要が高いので、当然費用も高くななります。

制作会社単位でも同様の考え方で、ホームページをただ作るだけの会社だと制作費用は比較的安価に抑えられますしかしSEOやデザイン、コンテンツ制作など、専門知識・経験値がある程度必要な領域までカバーしている場合は、1案件に関わる専門職が増え制作費用も嵩みます。

それに加えて、優秀な専門職が多く在籍している制作会社は、その分制作コストが高くなる傾向にあります。

要素03:ホームページの質

ホームページを安く作る方法はいくらでもあります。ただし、何の対策もされていないホームページだと、Googleや生成AIからの評価を得ることは困難です。(一般的な対策をしても困難ではありますが……)ホームページの質をどう考えるかという点に於いて、会社ごとに制作フローや目指す品質が異なります

ある種制作会社のスタンスの違いとも言えます。

「ホームページは安く早く作るのが正義」だと考えている会社は、安く早く作ることに特化。 一方「ホームページはGoogleに評価されてナンボ」と考えている会社はSEO対策に1番力を入れています。 「いやいやユーザー体験、コンテンツ力だ」と考えている会社は、デザイン力やUI・UX、コンテンツ制作を重視する傾向に。

お客様が求めていることに沿っていればどの考え方でも正しいのですが、多くの制作会社は差別化のためにスタンスを明確にしています。自分たちが提示している作り方以外の方法で制作すると、制作物の品質にブレが生じるので、条件付きでしか対応できないと考えて相違ありません。

「情報を表示するだけのホームページ」に対して、どんな付加価値がついているか。これが費用を大きく左右します。

ホームページの質については以下の記事をご覧ください。

要素04:制作工程

制作費用10万円以下のホームページでは、制作工程が通常より削られている可能性があります。

通常の制作工程
ヒアリング → 企画立案 → 要件定義 → サイトマップ作成 → ワイヤーフレーム作成 → デザイン作成 → コーディング → システム開発 → デバック(検証) → 公開作業
と進みます。
安価なホームページ制作の制作工程
【デザインフォーマット(テンプレート)なし】
デザイン制作 → コーディング → 公開

【デザインフォーマット(テンプレート)あり】
デザインを選ぶ → お客様の用意した原稿に差し替え → 公開


不要な工程を削ればその分関わる人が減ります。その結果、専門的な知識も必要なくなるのでコストを極限まで下げられるように。

しかし、制作フローだけで高い安いを判断するのは危険です。制作フローは全く同じでも、目指しているホームページの品質が違う場合があるから。「こんなに手厚い制作フローなのに安い!」と感じて依頼したのに、「このクオリティなの……?」とがっかりしたという話も見聞きします。

他には「オリジナルデザインの割に安いと思って依頼したものの、テンプレートとあまり印象が変わらなかった。これなら安いテンプレートでも十分だったかも。」というような事例も。感覚的な要素も強いので、残念ながら依頼してみないことには分かりません。

トラブルを防ぐために、できるだけ多くの制作実績を見て、他社の実績がご自身のイメージに近いかどうかを確認することをオススメします。

制作工程については以下の記事をご覧ください。

ホームページの費用相場と費用目安(例)

名刺代わりのホームページなのか、リード獲得を目的にしているのかによって、制作方法・制作内容が異なります。それぞれ個人事業の場合と一般企業の場合で、一例をもとに費用相場をご紹介します。

個人事業のホームページの制作費用例

ホームページ制作の目的名刺代わりリード(お問い合わせなど)獲得
仕様【ページ数・機能】
・シングルページ(オリジナルデザイン)…1ページ
・お問い合わせフォーム…1本

【要件】
・スクラッチ制作(CMS導入なし)
【ページ数・機能】
・ランディングページ…1ページ
・お問い合わせフォーム…1本
・ブログ記事更新システム

【要件】
・CMS(WordPress導入)
・原稿作成
制作費以外に必要なご予算・レンタルサーバー費用
・ドメイン費用
・SSL費用
・原稿作成費(必要であれば)
・写真撮影費(必要であれば)
・レンタルサーバー費用
・ドメイン費用
・SSL費用
・リスティング広告費
考え方名刺代わりのホームページは、最低限情報が表示されればOK。
デザインにこだわりがなければテンプレートでも十分機能するので、安くても機能します。

ご予算によっては、もっと価格を下げた作り方も可能です。
知名度がなければ、初期のアクセス数はほどんど期待できないため、併用して広告をかけることをオススメします。

ブログ記事の執筆やSNS・オフラインでの活動を頑張っていただくことで、将来的にアクセス数を集めることも可能です。
制作費用の相場15万円〜50万円40万円〜80万円

起業したばかりだと、とりあえずホームページが欲しい!と思われるかもしれません。しかし、ホームページは制作目的によって目指すゴール(必要なWebサイトの品質)が変わるので、一息置いて「なぜホームページが必要なのか」を考えていただくことをオススメします。

本音を言うと、いきなりホームページからリードを獲得するのは難しいので、広告やSNS・オフラインで積極的に営業活動していただくことも重要です。集客をホームページだけの力に頼るのは得策ではありません他の広告・広報施策と組み合わせることで、最低限のホームページでもリード獲得できるように育てることができます。(フェーズによって都度カスタマイズが必要な場合もあります。)

BtoB向け中小企業コーポレートサイトの制作費用例

ホームページ制作の目的名刺代わりリード(お問い合わせなど)獲得
仕様【ページ数・機能】
・TOPページ+3ページ(サービス内容、会社概要・ご挨拶、プライバシーポリシー)
・お問い合わせフォーム…1本
・お知らせ更新機能…1本

【要件】
・CMS(WordPress導入)
【ページ数・機能】
・TOPページ+3ページ(サービス内容、会社概要・ご挨拶、プライバシーポリシー)
・ランディングページ…1ページ
・お問い合わせフォーム…1本
・ブログ更新機能…1本

【要件】
・CMS(WordPress導入)
・原稿作成
制作費以外に必要なご予算・レンタルサーバー費用
・ドメイン費用
・SSL費用
・写真撮影費(必要であれば)
・原稿作成費(必要であれば)
・レンタルサーバー費用
・ドメイン費用
・SSL費用
・リスティング広告費
・写真撮影費(必要であれば)
考え方コーポレートサイトの場合は、信頼性が大切です。名刺代わりとはいえ、最低限の下層ページを作成すべきだと考えます。

デザインもテンプレートではなくオリジナルデザインにすることで、より信頼性の高いホームページになります。
知名度がなければ、初期のアクセス数はほどんど期待できないため、併用して広告をかけることをオススメします。

営業活動を通して、指名検索数を増やすなど、長期的なリード獲得の作戦が必要です。
制作費用の相場80万円〜150万円150万円〜250万円

上記はあくまでも一般的なコーポレートサイトの事例です。条件によってかけるべき費用感が異なります。ホームページ単体で広報費用を使い切ってしまうよりも、他のメディアと予算を分け合うことで目的達成しやすくなります。

その他、BtoC向けのサービスサイトやECサイトなども同様で、条件によって価格に開きがあります。

見積項目については以下の記事をご覧ください。

ホームページ制作費用を比較する際の5つの注意点

01:ホームページの制作条件を揃える

制作の前提条件を揃えることで、正しく制作費用の比較ができます。この時注意すべきなのは、ページ数や機能などの「仕様」だけでなく「制作会社に何をしてほしいか」を明確にすること。

例えば、「文章が苦手なので、ホームページの構成や原稿作成まで考えてほしい」「写真素材がないので撮影してほしい」というように、何をしてほしいかを伝えると追加費用の発生を防ぐことができます。

また、ホームページ制作は目的が最重要項目です。「お問い合わせ件数を増やしたい」「求人応募者数を増やしたい」といった具体的な制作目的がある場合は、お見積の際に制作会社に伝えると確実です。

02:ホームページの制作工程や作り方を明確にする

ノーコードツールを使う、既存のテンプレートを使う等、安く作る方法はいくらでもあります。複数社で見積を比較する場合は、制作工程と制作方法も揃えてください。工程と方法を指定するのが難しい場合は、各社に説明の場を設けてもらうのがオススメです。

専門的な用語が分からないと、制作会社と話をするのにも抵抗があるかもしれませんが、発注者側は知っておいた方が良いことだらけです。制作工程や作り方などの知識があるだけで、制作費用の比較ができるだけでなく、今後の運用もしやすくなります。

03:ホームページの制作期間を明確にする

制作期間が長すぎても良くありませんが、制作期間が短すぎる場合は制作工程が簡素化されていることがあります。目的がはっきりしている場合は、簡素化された工程だと目的達成できないこともあるので、目安として制作期間を聞いておくことをオススメします。

04:ホームページの制作費用の支払いタイミングを明確にする

そもそも前払いなのか、後払いなのかによっても貴社の資金繰りが変わってくると思います。制作時に前金を求める制作会社も多いので、発注する前に明確にしておくと安心です。

05:ホームページの制作費用とは別でかかる費用を明確にする

原稿作成や写真撮影は別途費用(オプション扱い)になることが大半です。その他にも、一般的にはドメイン費・サーバー費用・SSL費用などの実費は別途費用がかかります。見積内でできること、できないこと、絶対にかかる費用をしっかり説明してもらい明確にしましょう。

ホームページ制作会社を選定する3つのポイント

01:難易度の高い要望に対してしっかりリスクを説明してくれる

「ホームページで集客したい」と相談して、二つ返事で「できます!」と言える会社はどれくらいあるのでしょうか。純粋にホームページの力だけで集客できるようになるには、最低2年かかると言われています。サイトリニューアルの場合はこの限りではありませんが、新規で立ち上げるのであればホームページがもたらす効果の不確実性やかかる年数、費用を理解する必要があります。

個人的には「できるので大丈夫ですよ!」と押し切る制作会社よりも、「本当に狙うとこれくらいの年数、費用がかかります」と現実を伝えてくれる制作会社の方が誠実だと思います。

ビジネスの場では「できないは言わない」という考え方があるのも理解できます。
しかし、それは根性論で解決できる場合のみ通用する考え方です。
例えば、美容院に行ってブリーチを繰り返している髪に「パーマをかけたい」と言うお客様を想像してみてください。
「かけられるかもしれませんが、髪の毛が切れる可能性がある」と言ってくれた方が誠実ではありませんか?
このケースと同様に、ホームページはただ制作しただけでは約束できないことが山のようにあります。
だからこそ「できない」と言わないのはトラブルの元でしかありません。

02:パッケージプランではない場合、詳細な見積まで出してもらえる

オリジナル制作の場合は、「ホームページ一式…〇〇万円」というお見積ではなく、何にいくらかかっているかわかる詳細なお見積を出してもらいましょう。

一般的な制作会社は、詳細なお見積を出すところがほとんどです。

03:実績に掲載されているホームページのクオリティで満足できる

実績に掲載されているホームページのクオリティ以上のものができる可能性は極めて低いです。実績掲載されているホームページが求めているものと違う場合は、価格が安くても後悔することになるので依頼をやめておきましょう。

ほとんどの制作会社は実績を偽ることはありませんが、中には別の会社が作成したホームページを実績として掲載するところもあるようです。初見で見分けるのは難しいですが、よく話を聞くことで「なんかおかしい」と気付く可能性が上がります。

クラップクリエイトでは無料でご相談を承ります

  • ホームページを依頼するのが初めてで、まだ依頼すると決めたわけじゃないけれど相談したい

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など、広報・広告施策に関するご相談を無料で承っております。

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この記事を書いた人
伊藤友美Tomomi Ito

コミュニケーションデザイナー|クラップクリエイト代表
日本デザイナー芸術学院非常勤講師(現在は育児休職中)

受賞歴
・2012年 名古屋芸術大学×シヤチハタ株式会社産学連携事業 最優秀賞受賞(2016年に商品化) 取材記事  
・2012年 第3回ポスターグランプリ優秀賞受賞 (大学生・専門学校生の部)
・2014年 第5回ポスターグランプリ入選

1992年愛知県生まれ。名古屋芸術大学デザイン学部デザイン学科を卒業後、プリ・テック株式会社に入社。同社に2年間グラフィックデザイナー、4年間Webディレクター・プランナーとして従事。その後パウダーフーズフォレスト株式会社インハウスデザイナーを経て、2020年10月「Clap create(クラップクリエイト)」として独立開業。